昨晩、夕飯を最寄り駅近くのお店で食べていました。
すると、店員さん達が総出で一人のおじいちゃんに必死に語りかけていました。
耳をすませると、どうやら常連の酔っぱらったおじいちゃんが家に帰りたくないと頑として動かない様子。
そこで、勇気を出して店長さんに「私に任せて貰えませんか?」と言ってみました。
店長さんは驚きながらも承諾してくれたので、早速おじいちゃんの隣に座り話をしました。
彼の話をコーチングのスキル「傾聴」で聴いているうちに、色々なことを知りました。
彼はお店に五年以上毎日通っている最も古い常連であること。80代後半であること。介護されたくないと思っていること。前の店長がクビになったことを知っていること。…等々
真剣に話を聴いていると、彼の目には涙が浮かんできていました。
そして、店長さんと二人で支えて、落ち着いたおじいちゃんをお店の外へと移動させてあげることに成功しました。
その後、途中だった夕飯を食べていると店長さんがやって来て「どうもありがとうございます。あの人は、いつも一人では帰れないんです。とても助かりました。」と言ってくれました。
店を出るときにもわざわざ店先まで見送ってくれて「どうもありがとうございました。」とお礼を言って下さいました。
なんか、今日はそれだけで幸せな気分になれました。何気ない1日が素敵な1日になった気がします。
ですから皆さん、余計なお世話かと躊躇わずに人に親切をしてください。
そうすれば、その1日は幸福な感情で満たされます。
コメントをお書きください